岸孝之(きしたかゆき)選手は宮城県仙台市出身、39歳。
宮城県名取北高校から東北学院大学卒業。
岸孝之選手は2006年ドラフト会議で指名を受け、契約金1億円、推定年俸1,500万円で西武に入団した。
現在は東北楽天ゴールデンイーグルス所属の投手で背番号11。
岸孝之選手の年俸や成績について調べてみました。
岸孝之の年俸、年俸推移は?
岸孝之選手の2024年の年俸は推定2億1,000万円。さすがですね!
岸孝之選手の年俸推移(推定)は…
年 | 年俸 |
2007年 | 1,500万円 |
2008年 | 3,600万円 |
2009年 | 7,000万円 |
2010年 | 1億2,000万円 |
2011年 | 1億2,000万円 |
2012年 | 1億1,000万円 |
2013年 | 1億5,000万円 |
2014年 | 2億円 |
2015年 | 2億2,500万円 |
2016年 | 2億2,500万円 |
2017年 | 2億2,500万円 |
2018年 | 3億円 |
2019年 | 3億円 |
2020年 | 3億円 |
2021年 | 2億5,000万円 |
2022年 | 2億5,000万円 |
2023年 | 2億5,000万円 |
2024年 | 2億1,000万円 |
岸孝之選手の年俸は2010年からずっと1億越えですね!2018年から2020年までは3年続けて年俸3億!
岸孝之のプロ通算成績は?
長年、プロ野球界で活躍し続ける楽天イーグルスの岸孝之選手。
年齢は39歳(ということで楽天では1番、プロ野球選手としては、10番目にあたる大ベテランです。そんな岸孝之選手といえば、毎年安定した成績を残すイメージが強い選手です。試合を観ていても乱調になることは少なく、制球にも非常に定評があります。こうした非常にバランスの取れた岸選手の成績について詳しく見ていきたいと思います。
※NPB公式サイトを参考にしています。
※2024年4月30日までの記録です。
年 | 試合数 | 勝 | 負 | 防御率 | チーム |
2007年 | 24 | 11 | 7 | 3.40 | 西武 |
2008年 | 26 | 12 | 4 | 3.42 | 西武 |
2009年 | 26 | 13 | 5 | 3.26 | 西武 |
2010年 | 19 | 10 | 6 | 3.25 | 西武 |
2011年 | 21 | 8 | 9 | 3.80 | 西武 |
2012年 | 26 | 11 | 12 | 2.45 | 西武 |
2013年 | 26 | 11 | 5 | 3.80 | 西武 |
2014年 | 23 | 13 | 4 | 2.45 | 西武 |
2015年 | 16 | 5 | 6 | 3.08 | 西武 |
2016年 | 19 | 9 | 7 | 2.49 | 西武 |
2017年 | 26 | 8 | 10 | 2.76 | 楽天 |
2018年 | 23 | 11 | 4 | 2.72 | 楽天 |
2019年 | 15 | 3 | 5 | 3.56 | 楽天 |
2020年 | 11 | 7 | 0 | 3.21 | 楽天 |
2021年 | 25 | 9 | 10 | 3.44 | 楽天 |
2022年 | 22 | 8 | 10 | 3.19 | 楽天 |
2023年 | 20 | 9 | 5 | 3.07 | 楽天 |
2024年 | 4 | 1 | 2 | 3.00 | 楽天 |
通算 | 372 | 159 | 111 | 3.07 | 楽天 |
タイトル
- 最優秀防御率(2018年)
- 最高勝率(2014年)
表彰
- ゴールデングラブ賞(2019年)
- 月間MVP(2008年8月、2014年5月、2018年5月、2020年10月、11月)
- JA全農Go・Go賞(2010年5月)
- オールスターゲーム敢闘選手賞(2012年3戦目、2014年1戦目)
- 「ジョージア魂」賞(2014年度第3回)
日本代表歴
- 世界大学野球選手権日本代表(2006年)4位
- WBSCプレミア12日本代表(2019年)優勝
背番号
- 11(2007年から)
このように、長年安定した成績を残している選手はほとんどいません。通算勝利数も200勝まで現役のうちにいくかもしれません。
ここまで岸孝之選手が勝利数があるのも大学を卒業してプロ1年目から2桁勝利を収めていることが大きいかもしれません。大抵の場合は、1、2年目は大卒の選手でもアマチュアとプロギャップに苦しみます。そこの壁を早くに突破して活躍していることが素晴らしいですね。
ちなみに1年目には、「優秀新人賞」を受賞しています。岸孝之選手の投球の特徴としては、何といっても美しいフォームです。これは新人時代からほとんど変わっていません。
近年の投手達は、メジャーリーグで活躍するダルビッシュ投手や大谷選手のように「ショートアーム」と呼ばれるフォームが流行ってきています。
岸孝之選手の場合は、テイクバックの大きいオーバスーローで安定した美しい軌道の球を投げることができています。球種は、ストレート、チェンジアップ、カーブ、スライダーです。
他の投手に比べると球種は少ない方ですが、一つひとつの質がいいことでバッターを打ちとっています。
ストレートの球速は、最速150キロで平均球速は142.5キロと少し遅い方です。しかし、コントロールがいいため失投が少なく、失点が少ないです。
このストレートもキャッチャーへと糸を引いたような美しい真っ直ぐさが岸孝之選手の魅力です。このような質の高い投球を新人時代から続けているため、通算防御率も3.07と安定した成績を残すことができています。
変化について開幕前に問われた時にこのやり方でしかできないと言ってましたが、維持できるのが素晴らしいですね。調整力があってこその結果だと思うので、どんな生活を送っているのか気になるところです。
岸孝之への期待度
岸孝之選手は、今年40歳になる年齢です。毎年安定して結果を残していますが、体の変化も出てくるかもしれません。
今シーズンは、開幕ローテーションにも入っており、防御率も3点台と例年と同様に活躍しています。
新しくチームの指揮を取る今江監督の要請によって則本投手が先発からクローザーへの転向しました。そのため、先発投手陣の力が試されています。
ベテランの岸孝之選手の役割が大きくなっています。同じベテランである田中投手は、現在も2軍での調整が続いており、青山投手コーチも5月の1軍復帰は厳しいとコメントしています。
そのため、田中選手や早川選手といったエース級の投手が戻るまでは先発投手人を引っ張り、チームを守っていくしかありません。
2019年から2桁勝利から遠ざかっていましたが、昨シーズンにチームトップとなる9勝と期待のできる成績を残しました。
さらに、チーム唯一の完封試合も1試合達成しました。まだまだスタミナがあることを証明してくれました。今シーズンは、きっと2桁勝利を収めてくれることでしょう。
今年の目標として「170勝」を目指しているそうです。
そうなると、11勝する必要があります。ぜひとも達成してほしいですね。
また、昨シーズンで銀次選手が引退し、東北出身の選手がチームに4人となりました。チームも10年ほど優勝から遠ざかっているので東北出身の選手として優勝に導いてくれる立役者とも期待を寄せています。
ただでさえ、その容姿と人柄で人気を集める岸選手です。精神的支柱として若手投手陣を引っ張り今江監督就任1年目にして優勝へと導いてほしいです。
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