2024年度の女子日本代表登録選手に東京五輪のエースであった黒後愛(くろごあい)選手(25歳)が3年ぶりに復帰を果たしています!
東京五輪後、長期の休養をとっていた黒後愛選手には様々な憶測が飛び交いましたが実際の所はどうだったのでしょうか…??
黒後愛選手の経歴や噂の真相など!最後までお読みください!
黒後愛は日本代表復活!パリオリンピック代表には選ばれず!
「体の不調に加え、この頃はコロナ禍の影響もあり現役続行に苦悩していた」とのちに語った黒後愛選手。
黒後愛選手は2021-2022シーズンを休養したのち、再び東レへの復帰を果たします。
しかしこのシーズン後には東レを退団し埼玉上尾への加入が発表されました。
黒後愛選手の移籍は「環境を変えて新しい気持ちでバレーにチャレンジしたい」との思いからだったようです。
そして2024年度、バレーボール女子日本代表が開いた会見で
黒後愛選手が3季ぶりとなる代表復帰する事を発表!
古賀紗理那主将らと一緒に登壇した黒後愛選手は「うれしい気持ち!半分ぐらい諦めていた。この場所に呼んでいただけたことに感謝したい。持ち味は世界と戦ってきた経験と力強いアタック。パリオリンピックの出場権を獲得できるよう、精一杯頑張りたい」と意気込みを語っていました。
が、黒後愛選手はパリオリンピック バレーボール女子代表には選ばれませんでした。
日本代表に復活したと思っていたのに。残念です。
黒後愛は病気だったの?難病だったの?
東京オリンピック後、黒後愛選手は早々に所属していた東レの練習に合流。
ただオリンピックで感じたプレッシャーは周りからも感じられるほど黒後愛選手を変えていました。主将も務めていた黒後愛選手ですが、チームの助言もあり期限も設けず休養に入ります。
東京オリンピックでの予選敗退という結果にファンやメディアからの批判は相当なものだったそうで、特に監督へのバッシングはひどかったそうです。
中田久美監督はすぐに監督を辞任していますが、心の支えだった中田久美監督との別れは黒後愛選手の体調不良の引き金にもなったかも知れません。
休養の理由は公表されていない為、「妊娠したのでは?」「難病なのでは?」など様々な憶測が飛び交いました。
しかしそのような事実はなく、結果が残せなかったストレスや精神的なものだったと思われます。
黒後愛選手の休養は精神的なものだったようですね。確かに、全国民からの期待が大プレッシャーだったのでしょう。難病説もでましたが、難病ではなくて安心しました。
黒後愛は家族がバレーボール一家!
黒後愛選手のプロフィールは…
- 黒後 愛(くろご あい)
- 栃木県宇都宮市出身
- 1998年6月14日生まれ(25歳)
- 身長 180cm
- 体重 70キロ
- 所属:埼玉上尾メディックス
父親の洋さんは宇都宮大学教授であり同大学のバレーボール部監督。
母の裕子さんもバレーボール経験者。
5歳上の姉も春高バレーに出場経験があるというバレー選手。
そんなバレーボール一家の次女として黒後愛選手は生まれました。
「いろいろなスポーツをさせてあげたい」という黒後愛選手の父の思いからスイミングやピアノ、スキーやスケートなど様々なスポーツを小さいころから経験していたそうです。
そんな黒後愛選手がバレーボールを始めたのは小学校3年生の時。
自身が通っていた横川西小学校のチームと県内で実績のあるクラブチーム「サンダース」の両方へ通っていたそうです。パス練習を自宅でもできるようにと、自宅の天井もかなり高く作ったそう。さすが「バレーボール一家」の家は違いますね!
黒後愛の中学、高校の成績は?
黒後愛選手は宇都宮市立若松原中学校に入学後からは一気に頭角を現します。
2012年(中2)に全日本中学選抜メンバーに入り、
2013年(中3)では全国都道府県対抗大会に栃木県代表として出場し優秀選手賞を受賞しています。
中学卒業後は下北沢成徳高校に進学。女子バレー強豪校ですね!
2014年(高1)に2020年度東京オリンピックに向けて集中的に強化していく選手で構成される「Team CORE」に選出。
これは2020年自国開催となる東京五輪に向けた選手育成プロジェクトで、
集中的に強化する男子10名、女子8名の選手が選出されました。
2015年(高2)には世界ユース大会(U-18)に出場も果たしています。
また、2016年の全日本高校選手権大会(通称 春高バレー)では3大会ぶり3度目の優勝を果たし、最優秀選手賞を受賞しました。
黒後愛選手は「全日本選抜などに選ばれた事で視野が広がりました」と話しています。
まさにエリート街道を突き進んでいた学生時代。
この輝かしい成績を見るだけでもその頃の活躍ぶりがわかりますね。
黒後愛のVリーグ、日本代表の成績は?
黒後愛選手は高校卒業後、東レアローズに入団を発表しました。
2017年10月に先発メンバーとして出場すると試合は0-3で敗戦したものの、スパイク12点、ブロック1点を挙げるなどの活躍を見せチームに貢献しました。
その年、チームはファイナル6位という結果に終わりましたが、攻守ともに存在感を見せた黒後選手は最優秀新人賞に選ばれています。
また、全日本代表デビューは2018年のFIBAネーションズリーグ。
次期エースを思わせる活躍で6月のタイ戦では両チーム最多の29得点を挙げ、その後行われた世界ジュニア女子選手権大会(U-20)では銅メダルを獲得しています。
2021年6月、東京オリンピックメンバーとして最終的に発表されたのは12名。
その中でエースとして名を挙げられたのは黒後愛選手でした。「スイッチが入った時の打力、読み、スピードは外国選手に引けを取らないものがある。オリンピック本番でもスイッチの入った黒後愛選手に期待しています。」と語った中田久美監督。
しかしその東京オリンピックでの期待が高まった一方、黒後愛選手には抱えきれない重圧や不安が増していたようです。
メダルも期待されていた東京五輪での女子バレー。
しかしそれは予想もできなかった予選敗退という結果に終わります。
8強が争う決勝トーナメントに出場できなかったのは1996年アトランタ五輪以来25年ぶり。苦戦が予想された男子バレーとは対照的な結果となってしまいました。
エースとしてチームを牽引した黒後愛選手は大会後、「心と体のギャップが生まれてきた」とコメントを残し、」すぐにバレー界で姿を見る事ができなくなりました…。
東京オリンピックでの悔しい予選敗退。黒後愛選手への批判や誹謗中傷。様々なものを乗り越えて再びオリンピックを目指すことになった黒後愛選手。
パリオリンピック代表に選ばれず本当に残念です。
黒後愛選手、バレーファンからの願いを受け止め、また次のオリンピック目指してください!
コメント